2010年第1回LBIサロン参加報告

投稿日時 2010-09-01 23:53:35 | カテゴリ: LBI

2010年第1回LBIサロン「オープンソースのビジネス最前線」に参加させていただいたので、その報告です。

オープンソースのソフトウェアに関連するビジネスの側面を中心に3名のスピーカがそれぞれの製品について話していただいた。

取り上げられた製品は以下の3つ。

AIPO - グループウェア製品
EC-CUBE - ネットショップ
Mosp - 人事・給与システム
それぞれのビジネスモデルは、ほぼ共通で導入支援やカスタマイズを有償で請け負うことで収益を上げる仕組みだ。ただし、それぞれ製品の成長段階が異なっていて面白い。また扱う分野の違いが、ビジネスの生態系の組み立てや成功の形に様々な影を落としている印象であった。

発表の順に行くと最初は、AIPOについてエイムラックの古森貞さん。AIPO はコミュニティも順調に拡大して、広く使われるようになってきたところ。コミュニティが大きくなると、利用者同士で情報交換が活発に行われるようになり、よい循環が生まれる。

二番目の EC-CUBE については、システムフレンドの朝山俊雄さん。EC-CUBE の初期から関わっているパートナーとして数多くのショップサイト構築をこなしてきている。面白いのは、パートナーを有償化することで、レベルが安定してサポートを依頼すべき先が明確になったとか。
有償のテンプレートやプラグインなど周辺ビジネスを行うサイトなども活発だそうで、ショップという商売に直結したソフトウェアだけにビジネスとしてはもっとも成功しているようだ。

最後は、マインドの屋代和将さん。勤怠や給与のシステムである Mosp についてである。まだまだコミュニティを育てる努力をしている段階のようだ。扱う内容が会社組織で使うソフトでファンを作るのが難しい分野であろう。
フルサポートではプロプライエタリ製品とコスト的な差が出にくいので、フリーならではの儲かるビジネスモデルをどう作り上げるか苦労している、と言った感じである。

取り上げられたソフトのフリー戦略は、コミュニティが大きくなるとそこから顧客が生まれビジネスの流れが生まれると言うものだ。いろいろ温度差はあるが、きちんとそういうサイクルが回っていると言う話を興味深く聞かせていただいた。



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