ニュース
■  LBIサロン(大阪): Cloud/SaaS とオープンソース の参加報告ニュース
@2009-11-29 20:21 (3174 ヒット)by nobu

2009年11月27日に開催された大阪で開催されたLBIサロンに参加してきたのでその報告を書きます。

(1) Software as a Service として提供するアプリケーション
  (株式会社パルミラ・ネットワーク・ラボラトリィ:末光 美恵 氏)
(2) データ変換製品開発への取り組みで10周年を迎えて
  (株式会社データ変換研究所:畑中 豊司 氏)
(3) オンライン名刺管理メイシー、新規事業の開発と実践
  (株式会社もぐら:小林 伸泰 氏)

最初の講演者は、パルミラの末光氏。

ソフトウェア開発、ネットワーク構築や管理運営などを手がけているということで、客先や自社のサーバーを京都のデータセンターに集約してネットワークの向こうに追い出したところとか。これまで客先に収めた業務向けのソフトを Web アプリ化して他へも売り込む方向を目指しているのを紹介していただきました (鶏卵の業務システムとかニッチな応用)。

インターネット環境はあって当たり前な時代ですから、ソフトウェアの提供は、ニッチなものでも SaaS (ASP) の方向に向かっていると言うことだろう。


次の講演者は、デ変研の畑中氏。

デ変研の名前は、かなり昔から聞いたことがあるのだが、名前以外は全然知らなかったところ。畑中氏はオムロンに居たそうで、そのころ手がけたソフトでデータの扱い (専用フォーマットのデータからテキストを取り出す操作など) で苦労をされたのを切っ掛けに会社を始められたそうだ。例えば全文検索ができるシステムを作りたい場合、添付ファイルの Word の文書からテキストを抽出してインデックスを作る、と言った操作をしたい理由だ。そのテキストを抽出する、といったニッチな技術に特化したパッケージ (基本ライブラリ提供) をビジネスモデルにして10年生き残ってきた会社である。

そのビジネスはなかなか堅実と言うか強かで、主力商品のニッチを押さえ続けているのは大したものである。なかなか高価な値付けなのだが、将来に渡るフォーマットを押さえつづける熱意と実績が支持されているのだろう。

同社はパッケージ製品を主力にしているが、パッケージで食えているソフト会社は極わずかである。そういう意味で成功した会社だ。しかし、その成功までには多くの失敗を重ねているそうだ。そうした経験からアイデアを回りに聞いて、失敗すると言われたものは確実に失敗する、成功すると言われたものも失敗する、判らないと言われたものの中に成功の種がある、と言う含蓄のある話を聞かせて頂いた。


最後の講演者は、もぐらの小林氏。

この小林さん起業家で、いろいろと事業を企画して立ち上げてこられたそうだ。その最新がメイシーということで紹介していただいた。話を聞くと、なかなかおもしろいサービス。名刺管理ソフトのオンライン版と言うものなのだろうが、それに止まらない可能性を感じた。

単なる名刺管理ソフトと違うのは、名刺をまとめて送付するとスキャンして画像化/データ化してくれる、とサービスが用意されているところだ。センドバックの封筒まで送ってくれると言うのだから、ズボラさんには至れり尽くせりだ。データ化された名刺はオンラインで検索利用でき、特に携帯からも利用できるので、外回りの多い営業活動の即戦力のツールとして期待できるのではないだろうか。

一開発者としては、名刺管理がオンラインになるといろいろと付加サービスが開発できそうで興味深い。例えば、ネットや同一人物の名刺の登録状況を監視すれば、通知したり更新する付加価値サービスが実現できそうだ (個人情報なので扱いに注意は必要だが)。
まあ、今のところ意図的に機能をできるだけ絞って提供しているそうだ。育てようによっては大化けしそうなサービスではないだろうか。


以上のようにおもしろい話が聞けた。
この後に模様された懇親会でさらに興味深い話を聞いたような気がするが、飲みすぎてすっかり忘れてしまった。


印刷用ページ このニュースを友達に送る

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
Powered by XOOPS Cube 2.0 © 2005-2012 The XOOPS Cube Project