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■  組み込み Linux (L-Board/L-Card) を使う記事
@2002-04-07 15:51 (10749 ヒット)by tyoshi

「組み込み向け Linux が話題になることも多くなったが、実際の用途やその特殊性からなかなか現場の話はおおっぴらにできないものも多い。そのような組み込み開発の触りをリバティシステムファクトリの吉田氏に紹介していただいた」-- nobu

現在、LASER5が出荷しているL-Board/L-Card+16上で Linux が動作しています。L-BoardはNetBSDも動作しているようで今後このような組み込みLinuxが増えていくでしょう。

私が、L-Board/L-Cardを利用した組み込みを構築する際に苦労した点を少しだけ、公開します。

L-Board/L-Card+16はCPUをVR41xx系(NECのMIPS系CPU)を利用しています。しかし、現在のLinuxはIntel系をメインとしているため、ものによっては動作しないものもあります。

今回搭載してみたのは、Kernel2.4.16で、DHISサービス用クライアントですDHISサービスというのは、DynamicDNSのシステムで、ユーザ認証を行いながら、DynamicDNSサービスを提供するものです。

開発環境は、まずSelfコンパイル環境として、L-Boardをベースにした開発環境(これはPlat'sHomeから販売) とクロスコンパイル環境が必要です。

Self環境は、Daemonや各アプリケーションを開発するために必要で、Kernelはクロス環境で構築します。なぜ、Kernelだけクロス環境かというと、Self環境では gcc/egcs等の問題でコンパイルができません。Intel上、VR/SGIから環境をダウンロードし、クロス環境を構築します。(Plat'sHomeから発売されているSelf環境では、クロス環境用CDも添付されています)

L-BoardはネットワークChipにIntelのEEPRO100を使っていますので、KernelとしてはEEPRO100のDriverをKernel組み込み型で構築します。他は必要に応じてKernelのConfigを変更します。

実行アプリケーションは、基本はStaticでリンクし UserLandとして構築します。

出来上がったKernelやUserLandを利用してL-Boardへの書き込み用Motorer系Binaryを作成します。それを転送して実験すれば完成です。

他にもいろいろ実験していますので、また報告できるようなものがあれば、投稿します。


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